それだったら騒がず落ち着け

今日も兆候が!「また?」うん。「具体的にどーゆー状況?」えっとね。彼女が最近、休日お出かけするんだ。

「へえ、ご一緒じゃなく?」一人で。「ふむ」私を誘わず?「で?」行先も教えてくれん。「内緒と…」凄く不審!

「それだけ?」これじゃ満足出来ぬ訳?「満足っつーか、あまりに貴方が過剰、敏感になりすぎじゃ?」

ええっ、奥さんだよ!何処行くか分らず、しょっちゅう外出、もう不倫みたいな気が。「大分大袈裟。きっと友達の家へ出た程度よ」

友達?不倫?「何故、不倫へ結びつける?」もう絶対間違いねー!「強情な。少しは彼、いえ、奥方を信頼せい!」信頼?誰よりもあの子を知ってるのは私!

「それだったら騒がず落ち着き、待っては?」うぅけど、帰宅時間も遅めやぜ。

「結局、寂寥感が募り、どうしようもねーくらい嫉妬中」はっきり分析されちゃ、嫌だね。「大丈夫。それ位じゃ、絶対傷つかんわ」